時代を彩るリーディング女性 代表 倉島麻帆 さん インタビュー

株式会社スマイルボイス　代表倉島麻帆さんインタビュー

2011/08/20

株式会社スマイルボイス

【事業内容】
* 声・話し方、笑顔やコミュニケーションに関する事業
* 研修・セミナーの企画、実施、運営、アドバイザー事業
* ボイス個人レッスン、カウンセリング、コーチング、講師養成
* アナウンサー・司会者の派遣、職業紹介
* ラジオ番組やCD等の企画、制作
* ライフワークの支援・育成

会社URL http://www.kurashimamaho.com/

事業概要を教えてください

話し方・笑顔・コミュニケーションの取り方などを中心としたセミナーを企業向け、個人向けに各々やらせていただいています。

会社の研修会に出向いて指導させていただいたり、個人向けセミナーでは女性に向けたセミナーや、ママさん向けの講座で、子供に絵本を読み聞かせる指導なども行っております。

具体的内容として、私は「初頭効果」の話をセミナーでよくお話します。つまり【第一印象は６秒で決まる】ということです。
だからこそ、まずは皆さんに【最初の６秒に命をかけましょう】と話をしています（笑）
意外かもしれませんが、大勢の前でしゃべる方々（例えば、社長さん）であっても、プレゼン力が低い方が多くいらっしゃいます。

すごく作り込まれたパワーポイント資料に動画ムービーなど、ありとあらゆる技術要素が入っていて、そのタイミングもばっちり。内容も完璧で、プレゼンターの人格も素晴らしい。
しかし、喋り方が棒読みだったとか、台本をそのまま読んでしまう方もいて、そういったプレゼンを聞いていると、とてももったいなく感じるんです。

プレゼンテーションは、内容もさることながら、話し方や表情もとても大切です。コンテンツ内容では勝っているのに、プレゼンテーションがいまひとつで企画が通らなかった等、そういった「せっかくのチャンス」を棒に振らないように、いい表情を見せること、アイコンタクトやメリハリのある話し方など、、、言語要素はもちろん、非言語の部分も合わせてプレゼンテーションと私は考えます。

会社を始めたきっかけを教えてください

結婚、ですかね（笑）

元々は大手テレビ局のディレクター兼アナウンサーやっていたんです。

そして、５年半ほど前に社内の男性スタッフと結婚し、退社しました。その部署がリストラを実行する事となり、結婚直後にもかかわらず、夫が失業してしまいました。私はその前に寿退社していたので、夫婦二人して職がない状態になってしまったんです。

その時自分の中でも大きな変化があり、「自分の生き方を変えなければ」と思うようになりました。当時から北区に住んでいるのですが、都内でも北区は非常に起業支援に力を入れている区で、起業塾も沢山開いていたんですね。

自分でも何かできるのではないかと思い、様々なセミナーに顔を出すように心掛けてみました。その過程の中で、アナウンサーをやっていた経験を活かして「話し方セミナー」を開講しましたところ、予想外に順調に進みまして法人化を致しました。

会社を始めてうれしかった事は

お客様に感謝の言葉をいただくことです。

例えば、人前で話すのが苦手だという30代の男性社員の方がいらっしゃったんですけど、セミナーを受けて人前で堂々と話せるようになって、マネージャーに昇進して年収が上がりました、と感謝の声を頂きました。

また、経営コンサルタントをしている女性の方で「通訳ガイドになりたい」という夢を持ってる方がいて、とても綺麗な方でしたが表情が硬く、笑顔が上手くつくれなかったんですね。
そこで、笑顔などコミュニケーション重点的に練習し、結果、夢だった通訳ガイドの試験に合格したと感謝のメールをいただきました。たぶん、アナウンサーを続けていたら経験できなかった喜びではないでしょうか。

会社を始めて一番大変だった事は

起業する前の失敗談なのですが（笑）

私と知人の二人の計３名でセミナーを開催しようとHPも作って広告費を使って宣伝し、大きな会場も借りたのですが、結局人が集まらず、一回だけのセミナーで失敗してしまったんです。

その時はとても辛く、思い悩みましたが、その経験があったからこそ、自分の力でお客様の開拓していく、そんなよいきっかけと原動力をもらったとは思います。

倉島さんのようにキラキラ輝く為にはどうしたらよいでしょうか？

ありがとうございます（笑）

ビジョン（夢）、ミッション（想い・信念）を持つことが大切だと思います。

例えば、プレゼンのとき緊張のため、あがってしまう人がいるとしましょう。
それって自分が人にどう見られているか気になっている。つまりベクトルが自分に向いてしまっているんです。
しかしプレゼンテーションの本来の目的は、「聞いている人に想いを伝える＝ベクトルを聞き手に向ける」ことです。どうやったら伝わるか、それを絶対的な目的として「相手にベクトルを向ける＝気持ちをこめてしゃべる」ことで、自然と人前で上がることもなくなるはずです。

あとは、「自分を大好きになること」です。私のセミナーに初めて来た方に多いのですが、「自分の笑顔が好きですか？」と聞いても、時には５０人いらっしゃっても、１人くらいしかイエスと言わない時もあります。

私はセミナーで「セルフイメージを上げて話し上手になる」等、メンタル面についてもお伝えしてますが、それは顔立ちとか見た目とか上辺なことではなく、自信をつけることで心を変えてほしい、そして内面から本来の輝いた笑顔になって欲しい、という想いがあるためです。
その為には、まずは自分を大好きになってセルフイメージを高めることが、とても大切だと感じております。

倉島さんの夢を教えてください

今、ビジネスパーソン向けだけでなく、ママ向けの子供に絵本を読み聞かせる講座も開講しています。

【自分を自由に表現できなかった（自分の）母親を救いたい】という想いと 【自分への自信をなくしてしまっている母親を元気づけることをしたい】 という二つの想いがあります。

これには私自身の経験も大きく作用していますが、子どもを持った母親は、育児不安などストレスを感じてしまう方が沢山おります。お母さんが声を出す楽しさを知っていただき、自由に自己表現して、ストレスを発散してほしいと願っています。

また、いい絵本を魅力的に子どもに話して聞かせることは、子どものためにもなりますし、親子のいいコミュニケーションにもなります。

世の中の女性に向けてメッセージ(座右の銘)をお願いします。

【夢を語る】ですかね。

自己紹介セミナーでも、【夢を語って下さい】と話しています。
夢を持ってがんばっている人って誰が見ても応援したくなるし、輝いて見えるからです。

「人に応援される夢ほど叶いやすい」のです。そして、自分の好きなことを楽しく話をすること。
好きなことを話をしているときは自然に笑顔になりますし、その笑顔のまま楽しく仕事ができるはずです。