代表理事 あいざわ あゆみさんインタビュー

一般社団法人 日本ファッションスタイリスト協会 あいざわあゆみ

2011/02/01

一般社団法人 日本ファッションスタイリスト協会

【事業内容】
(1)ストアスタイリスト養成セミナー・認定事業

アパレル販売業務に従事する方及び経験者のスキルアップを目的としたセミナー。スタイリング技術の向上をメインにアパレル関連知識、顧客コミュニケーションなど実践的な販売スキルアップをめざします。

(2)メディアスタイリストスキルアップ講座の開催
メディアで活躍するスタイリスト及びアシスタントを対象にした講座。色彩理論、デジタルカメラ撮影技術など仕事に直結する内容で日頃学ぶ機会の少ない知識やテクニックを専門講師から学びます。

(3)ストラテジックスタイリング事業
スタイリストの技能・センスをこれまで活用することのなかった分野への提案。スタイリストの立場からVMDへの企画参加や様々な企業活動におけるスタイリングコードの規格づくりなどスタイリストのもつ能力の新たな活用を提案します。

会社URL http://www.stylist-kyokai.jp

ファッションスタイリストの共通認識を定義する

ファッションスタイリストが個々に持つ感性とは、とても主観的で曖昧なものです。

そのため、同じファッションスタイリストという職業に就いていても、知識や経験、表現力などがずいぶん違います。
もちろん、感性は言葉にするのが難しく、AよりもBが優れている、という決めつけがとても難しい、ということはわかっています。
ですが私は、できうる範囲で、それらを目で見える形にしたいと思いました。

つまり、今はそれぞれの主観で論じられている「センス」や「感性」に、名前付けと定義づけをしていくことで、共通認識としての「センス」や「感性」を普及していきたい、と思ったのです。
現在は、その検定の作成に日夜追われています。

「感性」を言葉にすることは困難です

上記に上げたとおり、個々の感性には、明確な定義や名称がありません。

人が、「センスいいね!」と言うとき、それがどのようにセンスがよく、また、どのようなロジックでよいセンスに なっているのか、というのを、万人が納得する形で言葉にすることは、非常に困難なことです。これは何もファッションだけの話ではありません。

たとえば野に咲くバラの花を見て複数人が「キレイ」という表現をしたとします。
ひとりは、「窓辺に飾ったら、どんなに部屋に似合うだろう」と考えます。ひとりは、「ジャムにしたらどんなに色が映えるだろう」と夢想します。

ひとりは、「自然の中で凛と咲くこの花のたくましいさまは、なんて美しいのだろう」と感嘆します。そしてみな、口をそろえて「キレイ」だと言います。このように、同じ「キレイ」という表現をしていても、うけている印象、感じているものは人それぞれです。
それを言語化するためには、言葉をつくしていかように「キレイ」かを話し合う必要さえあります。
「造形が美しい」「色が艶やか」「トゲの配置が素晴らしい」「全体のバランスが・・・」云々。「感性」を定義する、というのは、センスに関するひとつひとつの表現に対して、
これらの作業を繰り返す、ということです。これがどれだけ大変なことか!「感性」を言葉にする。
言いかえれば、ファッション業界の共通言語を作るために、
今もなお、四苦八苦しながらこれらの精度を高めています。

座右の銘について

「好きなことをして生きる」、「自分らしく生きる」です。
好きなことをして生きなければ、とても幸せな人生なんて送れませんから。

テーマカラーを教えてください

自分を色で例えると、白ですね。色としての「白」ではなく、明るさとしての「白」です。とても明るくて、まばゆい光のイメージです。明るい未来に向かってまっすぐ、なイメージですね。

「憧れ」のままにしない事が大切

大切なのは、「私には無理だ」と思わないことです。よく、「この業界に憧れています」という人がいるけれど、難しいから、自信がないから、という理由で、この業界に入るのを断念してしまう人がいます。
「自分には才能がない」という言葉は、十分やってみてはじめて言える言葉だと思っています。

憧れを憧れのままにしないでほしいですね。


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